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『さよなら小鳥』

  • stainedglasssumire
  • 2020年12月7日
  • 読了時間: 1分

カレンダーは十二月になりました。十一月からの私の不調はそのままです。けれども師走ともなれば、あれこれ準備しなくてはなりません。


 そこへきて、出歩かないのに、私の予定はどんどん埋まりつつあります。楽しいことから気が重いことまで色々あります。そして何よりガラスの制作を行わなければなりません。先月末に原稿をある新人賞に送ってしまったのは正解だったと言えるでしょう。


 あれこれ用事を思い描きながら、クリスマスカラーで彩られたカレンダーを見つめていると、ふと、私は悲しくなりました。このカレンダーは一年間毎月小鳥がどこかに描かれたデザインのものでした。毎日、私の頓珍漢な日々を見守ってくれたのが小鳥でした。その小鳥とお別れかと思うと、なんだか一年が終わることより、私にとっては重大なことのように思えるのです。新しいカレンダーと入れ替える時には、小鳥にお別れを伝えようと思います。


 
 
 

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