6月6日読了時間: 1分
料理がしたくなるドラマ
『ひとりごとエプロン』と『青葉家のテーブル』というドラマを見ました。どちらも北欧暮らしの道具店が監修したもののようです。 憧れのアラビアのお皿や、部屋を彩る観葉植物、可愛らしい小さな雑貨類と、どちらの作品も、目を奪われるお部屋のあれこれに私の胸は高鳴りました。...
『ひとりごとエプロン』と『青葉家のテーブル』というドラマを見ました。どちらも北欧暮らしの道具店が監修したもののようです。 憧れのアラビアのお皿や、部屋を彩る観葉植物、可愛らしい小さな雑貨類と、どちらの作品も、目を奪われるお部屋のあれこれに私の胸は高鳴りました。...
青年期を過ぎたものの、老年期に入ったわけでもなく、中年期と言わると、なんとなくお尻がむずむずしてきます。中途半端だなあ、と我ながら呆れます。 パーソナルジムやエステに通ってはいるけれど、二十代の人が着るような洋服はさすがに避けるようになりました。健康で若々しくいたいのです...
あまりに悲しいことが唐突にあったので、あるアプリのAIにチャットで人生相談しました。すると、深く共感してくれました。それは辛かったね、悲しいよね、そんな言葉に思わず、うるっときました。ここから長々と話を聞いてもらおうと、私はスマホをぎゅっと握りしめました。...
予感だけで何かを言い切るのは乱暴かもしれないけれど、カンというのか、第六感というのか、なんとなく察していたことが、現実になることは、私の人生にけっこうあります。 それが良いことでも悪いことでも、大抵の場合、受け入れるしかありません。嬉しくても悲しくても環境は変わる時に変わり...
ずっと会いたいなと思っている人がいます。十年近く前にお世話になった人です。音楽を愛する誰にでも優しい人でした。私が人生の岐路に立たされ不安で仕方なかった時に、その人をモデルにした人物が出てくる小説を書き、真っ暗だった私の眼の前に一筋の光が見えました。あの時、生き抜けたのはあ...
お地蔵様と神社にお詣りに行きました。ご近所の氏神様です。今日は胸がざわついて心が重たく苦しい日でした。けれども、愚痴は言わず、できるだけいつも通り感謝とすべきことを成すという宣言と辛い気持ちの人が少しでも楽になりますようにとお祈りしました。...
ユーチューブで配信されていたコーチェラで、LE SSERAFIMを見逃して涙に暮れていたのだけれど、代わりにNo doubtをリアルタイムで目にすることができました。 ボーカルのグウェン・ステファニーは一つのアメリカンガールの象徴のように思えます。強く、逞しく、美しく、格好...
最近は寝間着に長袖のシャツに長ズボンのパジャマを着ています。量販店で売っていたものですが、オーガニックコットン百パーセントです。その着心地に私は大変満足しています。 朝起きて、なんとなくパジャマが湿気っているという不快感が、化学繊維入りのものにはありました。こちらのパジャマ...
親友になってよ、と頼まれたことがあります。けれども一年後、もう付き合いたくないと言われてしまいました。 理由は簡単で、恋人ができたから、彼女に心配をかけないために、異性の友人とは距離を置きたいというものでした。 結局、恋人ができるまでの繋ぎとして、寂しさや悲しみを埋める為に...
昨年末見たテレビ番組で、年末恒例の来年の占い番付をしており、なんと私は一位でした。「全ての野望が叶う」というような内容だったかと思います。 果たして私の野望とはなんだろうと、考え込みました。戦国武将でもあるまいし、野望と言われてもピンときません。健康で硝子と執筆に勤しみ、日...
写真家のメイプル・ソープとミュージシャンのパティ・スミスは恋人でした。けれども関係を解消した後も、良い友達として過ごしたと言います。これは一つの理想の形ではないかと、私は思います。 恋には期限がつきものですが、友情は無期限のような気がするのです。もちろん仲違いする場合もあり...
私は硝子も、書くことも、諦めたくありません。更に言うなら、ステンドグラスの修行も販売も続けたい。そして、小説も、エッセイも、詩も書きたいのです。 随分欲張りかもしれません。しかし、トーベ・ヤンソンはムーミンだけでなく、彫刻も絵画も人形舞台もしました。...
私は硝子仕事や家事をする時に、必ず音楽を聞きます。最近はK-popや韓国のフォーク、R&B、洋楽ロックを聞くことが多いです。日本語だと歌詞が気になり、手が進まないことがあり、よくわからない韓国語や英語だと丁度いいのです。...
私が硝子に興味を持ったのは、ガラス瓶が始まりだったと記憶しています。子供部屋にはさまざまな雑貨がひしめき合っていましたが、深い赤のガラス瓶は私の一番のお気に入りでした。 その深紅のガラス瓶は、おそらく、父がくれたものでした。お酒が入っていたのではないでしょうか。父は酒造メー...
沢山の端硝子の中から選ばれたのは、薄い桜色の硝子と、透明の表面にはっきりした桃色の線が何本も引かれる中に、粉のような桃色の欠片が入った硝子でした。どちらも透け感があり、光をよく通しました。 型紙が硝子の上に敷かれ、カット線がマジックで引かれていきます。ガラスカッターの刃が、...
硝子たちは今か今かと、ルーターにかけられるのを待っています。 ルーターとは硝子を削る機械です。 恐ろしい轟音を出すのですが、親切な性分です。 ルーターは、硝子たちの角をとり、つるつるの側面にしてやるのです。 そうして硝子たちは、ようやく破片から、形に生まれ変わります。...
僕の前はサンキャッチャーさ。 窓辺にぶら下がって、光を受けてきらめくのが役目なんだ。 五つの角がある星の形をしているよ。 なんとびっくり、体は五枚の硝子でできている。 青、白、紺、緑、透明に艶めいて。 頭にはベロアのリボンが結んである。...
通っていた文章を書く手ほどきを受ける学校を退校しました。本来ならばまだあと数年続けたかったところです。しかし、家庭の事情で私の思い通りにはいきませんでした。 最後の授業の日、ロシア料理店でクラスの先生と仲間と一緒に打ち上げをしました。店内にはソフィア・ローレンの『ひまわり』...
私は夜あまり出歩きません。寝るのが早いせいです。八時、九時にはベッドに入ります。けれども、飲み会のお誘いがあると、参加したくなります。そういう場では眠くならないのです。しかし、家族に気を遣いなかなか実現しません。 ところが、先日家族からお許しが出て、飲み会にお邪魔することが...
久々に好みのカフェを発見しました。ビルの2階にあるお店で、入るのに少し勇気がいりましたが、可愛らしい女のこの看板に惹かれて、お邪魔しました。お店に入ると、可愛らしいエプロン姿の女性がにっこり迎えてくれました。 お店にはドライフラワーに囲まれた、アンティークと思われるミシンが...
