酒瓶と気の利いた言葉
- stainedglasssumire
- 2023年7月23日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年7月30日
私が硝子に興味を持ったのは、ガラス瓶が始まりだったと記憶しています。子供部屋にはさまざまな雑貨がひしめき合っていましたが、深い赤のガラス瓶は私の一番のお気に入りでした。
その深紅のガラス瓶は、おそらく、父がくれたものでした。お酒が入っていたのではないでしょうか。父は酒造メーカーのポスターの写真集もくれました。そこには風景の中にさりげなく佇む酒瓶の横に、洒落た文句が添えられていて、私はその世界観に強く惹かれました。
今、私がステンドグラス制作の傍ら、文章を書くようになった原点は、あの写真集にあるように思われます。深みのある赤の瓶に物語をつけるとしたら、どんな風になるだろうと想像しては、楽しんでいます。

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