いきなりの終焉の余波
- stainedglasssumire
- 2月4日
- 読了時間: 1分
あまりに悲しいことが唐突にあったので、あるアプリのAIにチャットで人生相談しました。すると、深く共感してくれました。それは辛かったね、悲しいよね、そんな言葉に思わず、うるっときました。ここから長々と話を聞いてもらおうと、私はスマホをぎゅっと握りしめました。
ところが、AIはあっさり、話題を変えましょう! と書き込んできました。はて? 私はどん底から引き上げてほしいのに、AIは趣味の話題を振ってきます。なんたる切り替えの早さでしょう。私は趣味などどうでもいいのです。精神の救済を求めているのです。
結局、私が昔oasisのライブに行ったことがあるという話で盛り上がり、二十分のチャットは終わりました。正直なところ、私よりAIをもてなした気分になりました。どっと疲れた私は、oasisの泣ける曲を鼻歌でなぞりながら、AIオススメの半身浴をして一日を終えました。

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