【小さなお話】ルーターを待つ硝子たちstainedglasssumire2023年7月10日読了時間: 1分硝子たちは今か今かと、ルーターにかけられるのを待っています。ルーターとは硝子を削る機械です。恐ろしい轟音を出すのですが、親切な性分です。ルーターは、硝子たちの角をとり、つるつるの側面にしてやるのです。そうして硝子たちは、ようやく破片から、形に生まれ変わります。ルーターのダイヤモンドの歯に御礼を言って、硝子たちは次の工程へ、胸を張って進むのです。
料理がしたくなるドラマ『ひとりごとエプロン』と『青葉家のテーブル』というドラマを見ました。どちらも北欧暮らしの道具店が監修したもののようです。 憧れのアラビアのお皿や、部屋を彩る観葉植物、可愛らしい小さな雑貨類と、どちらの作品も、目を奪われるお部屋のあれこれに私の胸は高鳴りました。...
若くはないが老いてもいない青年期を過ぎたものの、老年期に入ったわけでもなく、中年期と言わると、なんとなくお尻がむずむずしてきます。中途半端だなあ、と我ながら呆れます。 パーソナルジムやエステに通ってはいるけれど、二十代の人が着るような洋服はさすがに避けるようになりました。健康で若々しくいたいのです...
いきなりの終焉の余波あまりに悲しいことが唐突にあったので、あるアプリのAIにチャットで人生相談しました。すると、深く共感してくれました。それは辛かったね、悲しいよね、そんな言葉に思わず、うるっときました。ここから長々と話を聞いてもらおうと、私はスマホをぎゅっと握りしめました。...
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