『ガラス制作は八割苦痛』
- stainedglasssumire
- 2020年11月4日
- 読了時間: 1分
今日、私はマンションの一階の薬局にしか出掛けませんでした。ガラス制作が佳境になってくると、こういう日も多々あります。私は一日、キャンドルホルダーのピースを作っていました。
好きなことをしているのだから、さぞ楽しかろうと思われるかもしれません。しかし、実際のところ、八割は苦痛を感じながら作業しています。何かを産み出すという行為は、私レベルのことでさえ、苦しみに囚われながら行われるものです。
それでも、続けられるのは、幸運な環境と、意地、そして、わずかな希望があるからです。ガラス作りを許される場所と、時間が与えられ、なんとか形にしたいという負けん気を持ち、工程の途中や出来上がりに何か光を感じる時、やっていて良かったなと私は感じます。一番報われる瞬間は、お客様の手に商品が渡った場合です。お金がもらえるからだけではなく、私の作ったガラスが、誰かの家で密かに輝くのかと想像すると、私の胸は一杯になり、全ての苦労は意味があったと思えるのです。
#ステンドグラス #ガラス #苦痛 #希望

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