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『ミナペルホネンの不思議』

  • stainedglasssumire
  • 2020年11月7日
  • 読了時間: 2分

ミナペルホネンの展覧会に出かけてきました。展覧会は圧巻の一言でした。なんといっても大量の布地や洋服の展示に驚きました。上から下まで右も左も、埋め尽くされたミナペルホネンのドレスの数々を前に、私はどこを見たら良いのかわからなくなりました。

 他にもミナペルホネンを着ている人の家事生活ぶりを映し出した映像作品や、デザインのヒントとなる走り書きの展示、図案ができるまでの様子、ミナペルホネンのある生活を現した小部屋等、ユニークで見ごたえのある展覧会内容でした。何より心に響いたのは、一般の人々が着ているミナペルホネンの服と愛着を持ってミナペルホネンの服を着る人のメッセージが展示されたブースで、ただの衣服の枠を超えたミナペルホネンの本当の良さを現していて印象的でした。

 実は私はミナペルホネンを好ましく思いながら、そのアイテムを一つも所持していませんでした。ですから、物販コーナーへ寄った私は、パニーニと言われる型のバッグを買うことにしました。しかし、お目当ての柄のものは既になく、迷いに迷って、ringoと呼ばれるテキスタイルを選びました。白っぽいベージュ地に青い糸で刺繍されたリンゴの木が並ぶ可愛らしい柄のものです。安い買い物ではなかったので、勇気がいりましたし、私の普段着に合うか悩みましたが、この初のミナペルホネンを中心にこれからのクローゼットを考えていけばいいと思うと、気が楽になりました。そんなふうに、持つ側のスタイルを変えてしまうくらいの不思議な心地よさが、ミナペルホネンにはあるのです。 #ミナペルホネン #展覧会 #ringo #バッグ #テキスタイル #ファッション #洋服 #エッセイ #ブログ

 
 
 

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