『人を好きになることは楽しい』
- stainedglasssumire
- 2020年11月24日
- 読了時間: 2分
イ・ランは『悲しくてかっこいい人』というエッセイの中で、「わたしが一番楽しいと思うことは『誰かを好きになること』だ」と語っています。最初この一文を読んだ時、私はその考えに共感することができませんでした。しかし、今日ある二人の知人と過ごし、私はその言葉の意図することがわかりました。
私は半日の間、仕事関係で繋がった二人の女性と仕事抜きに同じ時を共有しました。私達は、車で遠い町まで出掛けて、可愛い顔つきのパンを買い、玄米の定食を食べ、豆乳とおからで出来たドーナツをつまみました。その間、私は全く嫌な気持ちになりませんでした。これは、奇跡的なことですが、二人はとても自然な形で私に優しいのです。
私達は好きなものについて語り合い、公私の境を越えて、お互いに興味を持ち合い、仲良くなりました。心の美しい二人と一緒に美味しいものに囲まれて、私の気持ちは随分穏やかになりました。私は以前から二人に好感を持っていましたが、改めて二人を魅力的だと感じ、二人が大好きになりました。すると、イ・ランの言葉の通り、とても楽しく、愉快な気分を味わうことができたのです。人と接することは怖いことでもありますが、素敵だと思える人と親しくなりたいというのは自然なことであり、心を満たしてくれるものだと、私は深く理解しました。
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