『業務用コーヒーを一般人が手にする』
- stainedglasssumire
- 2021年2月15日
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業務用メーカーのコーヒーを一般人の私が一袋手に入れました。少し前、ちょっとしたお祝い事があり、イタリアンを食べました。そのお店は、ランチなら、千五百円程で、前菜、スープ、パン、パスタ、ドルチェ、コーヒーまで、気軽に本格的な味を楽しめます。当然人気店でありながら、店舗が小さいこともあり、このご時世であまり人数を入れられないので、予約は早めに取ったように記憶しています。
いつもながら出てくるものはどれも大変美味であり、あっという間にコーヒータイムを迎えました。そのコーヒーが、絶品なのです。まず、香ばしい香りがたち、飲みやすいながらも濃く、パンチが効いていて、幸せな気分を味わえます。
同席していた家族がその美味しさの虜となり、こちらのコーヒーを家でも飲みたいと言い出しました。そこで、私はこっそり店員さんを呼び、コーヒーを販売していないか尋ねました。すると、店員さんは不思議な顔をして、これは業務用のコーヒーで、市販されていないかもしれないので、お店にある在庫で良ければ一袋五百円で譲ります、とおっしゃいました。特別なものではなかったにせよ、私達の口に合うものでしたので、私は支払いをして、家族にコーヒーを渡しました。店員さんに去り際にお礼を言うと、マスク越しに笑顔でコーヒーの淹れ方を伝授してくださいました。私は益々このお店を好きになり、また世の中が落ち着いたら訪れ、コーヒー談義を店員さんとしようと心密かに決めています。
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