『狂った時計を愛でる』
- stainedglasssumire
- 2020年11月16日
- 読了時間: 1分
我が家にはガラスの時計が一つだけあります。ステンドグラスではないのですが、ガラスで出来た繊細なものです。描かれた幾何学柄の花や雪の結晶にスワロフスキーのビーズが散りばめられています。
とても美しい一品なのですが、困ったことが一つあります。この時計は何度調整しても時間が狂ってしまうのです。朝寝ぼけて起きたら、遅刻だ! と焦ったり、まだ寝れる! と喜んだりして、はっと我に返るのです。
一度は手放すことも考えた使い物にならない代物です。しかし、やはり手元に残しているのはこの品が美しいからです。時計としてではなく、調度品と思って眺めると、驚かされません。今では、部屋にあるもので私が特別気に入っているもののひとつとなっています。
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