『猫と暮らしたい』
- stainedglasssumire
- 2020年12月8日
- 読了時間: 1分
引きこもっている日々を送っていると、いくら暖房を入れても気持ちの方が寒々しくなることが、私は間々あります。そうすると、思い出すのが、実家で猫と暮らしていた日々です。よく言われる通り、猫は気ままな性格でしたし、私に懐いてくれていたのか謎です。けれども、猫と暮らした頃は充実していました。
子猫の頃からおじいさん猫になり、亡くなるまでの期間は短く、あっという間でした。しかし、我が家のアイドル的存在だった猫がいた日々は輝いていました。猫はただそこにいてくれるだけで、こちらは寂しい気持ちになることなく、救われていたのです。
猫がこの世を去り、私が実家を出て数年経ちましたが、私は猫のいない生活に慣れないままです。しかし、このマンションはペット禁止です。さらに、ガラスの破片が飛び散る部屋で肉球丸出しの猫を飼うわけにはいきません。けれども、ふとした瞬間に、猫がいてくれればなと、私は叶わない願いをついつい思い浮かべてしまうのです。

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