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四十三周年のお花屋さん

  • stainedglasssumire
  • 2022年11月8日
  • 読了時間: 1分

 濃いピンクのシクラメンの苗を頂きました。近所のお花屋さんが四十三周年とのことで、ケイトウを買ったら、「お持ち帰りください」と、贈られたのです。私はお祝いとお礼を告げて、お花屋さんのご親切に甘えることにしました。

 それにしても、四十三年もお花屋さんを続けているなんて、驚きです。商店街を抜けた所にある、赤レンガのこじんまりしたお花屋さんですが、外装も内装も新しく見えるので、最近出来たものとばかり思っていました。おそらく、ご夫婦と見えるお店の方は親切で、水のやり方や、茎の切り方など、ちょっとした助言をいつも与えてくださいます。こうした心遣いができるところが、四十三年続く理由だろうなあと、私は一人、納得しながら帰りました。

 シクラメンはマンションのベランダの日当たりが良い場所に置きました。毎朝たっぷり水をやるくらいしかしていませんが、元気に咲いてくれています。ちょっと洗濯物を干す時なんかに、シクラメンと目が合うと、なんとなく、気分が良くなります。生き物の力なのだろうなあ、としみじみ思います。

#エッセイ

#ブログ

#シクラメン

#花屋



 
 
 

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