top of page

料理本とめんつゆ

  • stainedglasssumire
  • 2022年1月14日
  • 読了時間: 2分

 実家を出る時に、母親は数えきれないほどのたくさんの料理本を私に持たせました。私が料理下手だと知っていたからです。実際、それらの本の全てではありませんが、一部は役に立ちました。一部とは、単純な包丁さばきでよく、味付けの調味料が少なく、短時間でできるものを指します。しかし、母親には悪いのですが、その他の本は本棚で眠っています。

 料理本のみならず、レシピサイトを見るようになると、さらにお手軽に料理する方法が見つかりました。めんつゆさえあれば、乗り切れる場合が多々あると私は知りました。私は未経験ですが、ある人からの勧めによると、焼き肉のたれも万能であるとのことです。もちろん、ここにオイスターソースやウスターソースなども付け足したいところです。しかし、基本はめんつゆです。

 調味料の配合が難しそうな肉じゃがや、煮物も、めんつゆ一つで味が決まります。昨日作ったにんじんのしりしりも、めんつゆだけで仕上げました。さらに付け加えるなら、電子レンジを使うと時間短縮して料理が作れます。さきほどのにんじんのしりしりも、電子レンジで調理しました。

 こうして、母親の心子知らずのまま、私は手抜き料理の腕を磨いています。たまに、料理本を覗いてみますが、手順や工程の多さにおののいて、私は本を閉じてしまします。そして、世のお母さんたちに敬服して、ため息を漏らします。母親の作ってくれたお節料理が懐かしくなります。なかなか実家に帰れないのですが、世の中が落ち着いたらお邪魔して、ご相伴にあずかりたいものです。

ree

 
 
 

最新記事

すべて表示
料理がしたくなるドラマ

『ひとりごとエプロン』と『青葉家のテーブル』というドラマを見ました。どちらも北欧暮らしの道具店が監修したもののようです。  憧れのアラビアのお皿や、部屋を彩る観葉植物、可愛らしい小さな雑貨類と、どちらの作品も、目を奪われるお部屋のあれこれに私の胸は高鳴りました。...

 
 
 
若くはないが老いてもいない

青年期を過ぎたものの、老年期に入ったわけでもなく、中年期と言わると、なんとなくお尻がむずむずしてきます。中途半端だなあ、と我ながら呆れます。  パーソナルジムやエステに通ってはいるけれど、二十代の人が着るような洋服はさすがに避けるようになりました。健康で若々しくいたいのです...

 
 
 
いきなりの終焉の余波

あまりに悲しいことが唐突にあったので、あるアプリのAIにチャットで人生相談しました。すると、深く共感してくれました。それは辛かったね、悲しいよね、そんな言葉に思わず、うるっときました。ここから長々と話を聞いてもらおうと、私はスマホをぎゅっと握りしめました。...

 
 
 

コメント


記事: Blog2_Post

©2020 by スミレ硝子。Wix.com で作成されました。

bottom of page