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『菫の花が咲きました』

スマートフォンに、可愛らしい菫の花が咲いている写真が送られてきました。送ってくださったのは、委託先の雑貨店のご店主です。私の屋号を思い出して、咄嗟にシャッターを切ってくださったようです。 私は『スミレ硝子』として、ステンドグラス雑貨を二店舗で委託販売していただいています。有...

『マイ・ビッグ・キャットTシャツ』

私には少々大きいTシャツに袖を通しました。肩幅がぶかぶかで、ゆるやかな着心地は、なかなか悪くありません。普段Tシャツを着ない私には新鮮な楽しさがあります。 これは、去年UNIQLOで販売されていた、藤田嗣治の猫がプリントされたものです。私はこれが欲しくてあれこれ探しましたが...

『芸術家というのは、自分の心は絶対に誰にも売ってはいけないの』

上のタイトルは、スウェーデンの陶芸家であり、デザイナーであるリサ・ラーソンが、過去にリンネルという雑誌の座談会で、語っていた言葉です。この話の続きに、リサは「自分の中のユーモアを大切に守り抜くことが重要ね」とも言っています。この助言は私の中に深く突き刺さっています。...

『あなたを傷つけて、私も傷ついて』

意図せず、他人を傷つけてしまう場合があります。私は相手の気持ちを考えて伝えた内容なのに、相手はショックを受けてしまうようなことです。一度、口に出した言葉は後悔しても戻りません。 誰かを落ち込ませると、手前勝手な話しですが、私も落ち込みます。だから、注意して話さなければならな...

『抜歯物語』

私が恐れていた抜歯の日がやってきました。他の歯に悪影響が出ないようにする為、親知らずにできた虫歯を抜くのです。親知らずは小指の爪の半分程の小ささです。歯科衛生士さんは、さほど難しい作業ではないでしょう、と言いました。 しかし、私は麻酔が効きにくいという性質を持っているのです...

『空回りボーイ』

私は一人で遅いモーニングを食べていたのですが、目の前の席のカップルの会話が気になりだしました。私からは男子の顔しか見えません。なにやら男子は一生懸命喋っているのですが、女子が「うふふ」としか答えないのです。 「俺、会社で同期だと思ってた男の人がいたんだけど、話聞いたら、七つ...

『虫歯物語』

私は二年ぶりに歯医者に行きました。前通っていた歯医者は何と廃業していました。そこで、町の外れにある新しい歯医者まで私は足を延ばしました。 診察台に横たわると、若い男性の先生は「だいぶ歯石がたまっていますね。あと、親知らずに虫歯があります。抜いてしまった方が良いですね」と笑顔...

『壊れゆく電化製品』

廊下の照明の調子が悪くなりました。昼間は明るいので気にする程ではないのですが、夜は少々難儀します。まあ、暗闇でも自分の家なので何となく通ることはできるのですが、少し不安です。 さらに、私のスマートフォンの修理受付期間が終了するとのお知らせが来ました。まだ二年しか使っていない...

『ぽっちゃり顔に似合う髪型』

ネットで、「丸顔」、「ぽっちゃり」、「ショート」と検索すると、沢山の画像が出てきました。私は痩せることを諦めたわけではありませんが、とりあえず、現状に合う髪型に変更することに決めたのです。その結果、先に挙げた検索ワードにたどり着いたというわけです。...

『胃カメラ待ち』

胃カメラをしに来ました。しかし、早く着きすぎてしまったようです。私はとりあえず採血をすることにしました。 しかし、この採血でかなり待たされました。早く来て正解だったかもしれません。お茶にでも行こうかと考えていましたが、無理のようです。...

『父と娘の時間』

数時間ですが、父と一緒に過ごしました。私は父とは二人きりになることが滅多になく、かなり久しぶりの展開でした。私は決められた時間がくるまでそわそわ過ごしました。 父は穏やかな性格です。怒るというより、注意する、と表現した方が良い教育を受けました。随分父には甘やかされて私は育ち...

『迷いながら進むガラスの森』

最近、ある委託先での私のガラス商品の売れ行きがよくありません。お店の方に申し訳なく、罪悪感を覚えます。お客様にとって新鮮味が足りないのでは、と考えて不安に思っています。 基本的に、そのお店では春夏は花瓶、秋冬はキャンドルホルダーを置かせていただいています。同じ形でも、ガラス...

『心臓に重しがかかる』

突然、心臓が痛みだしました。予兆はなく、気付いたら、重しで押されているかのような苦しさが心臓を襲いました。私はびっくりして、とりあえず横になりました。 しかし、寝ていても、症状は良くなりません。そこで、渋々内科を受診しました。するとお医者様から意外な話をされました。心電図に...

『ベージュのリボン付きカンカン帽を被って歩く三月』

以前のエッセイで書いたリボン付きカンカン帽を私はついに手に入れました。しかし、望んでいたものは黒の長いリボンが両端に付いたのものでした。ところが、ベージュのリボンのものしか手に入れることができなかったのです。 基本的にお買い物で妥協はよくありません。気に入って買ったものでな...

『ニシノユキヒコという生き方』

映画『ニシノユキヒコの恋と冒険』を見ました。憎めない色男でありながら、独身のまま死んでしまう、不思議な魅力のある主人公でした。数々の女性がニシノユキヒコと恋をします。しかし、必ずニシノユキヒコは振られるのです。 原作のファンだったのですが、映画も興味深く感じました。ニシノユ...

『夢に見たリボン付きカンカン帽』

サマンサモスモスのリボン付きカンカン帽を買い損ねました。これは広告で見かけて以来、私がここ一ケ月ほどずっと欲しいと願い続けていたものです。今日日課のようにサマンサモスモスのネットの販売サイトをチェックすると、既に完売していたのでした。...

『ウォーキングという名の散歩』

最近、私は妊婦に間違われました。これが初めてではなく、三度目くらいなのです。さすがに体型の自己管理をしなくてはならないと、私は危機感を感じました。 以前から、食事については、ヨーグルトとナッツとドライフルーツとチーズを朝晩食べ、お昼のみおかずとご飯をとっていました。しかし、...

『春が来たらクッションカバーをモノトーンにする』

北欧では、冬の間、カーテンを明るい色にする家庭が多々見られるそうです。私も、それに倣い、リビングのクッションカバーをオレンジやピンクのものにしています。しかし、春から夏の間はこの部屋ををモノトーンにしようと考えています。...

『手紙を書くという贅沢』

突然、大学時代の友人から連絡がありました。彼女はあれこれプライベートが忙しかったようですが、元気でいてくれたことに、私は安心しました。そして、お互い近況を報告しあい、現在の状況がわかると、私は手紙を彼女に送りたかったことを思い出しました。...

『月よ、火星をしずめたまえ』

私が信頼している占星術の方の占いによると、私の生まれ星に現在火星がいるそうです。火星のせいで、私は怒りっぽくなるような気配があるようです。どうやら、月がこの動きを止めてくれるようなのですが、目下私は情緒不安定です。 理由は、家族とのちょっとした揉め事によるところが大きいと思...

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