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トラの張り子に守られて

大阪のビル街の中に突如現れる神社があります。小さいけれど、存在感のあるその場所は、少彦名神社と言い、別名「神農さん」として街の人々に親しまれています。神農さんは病気平癒の恩恵があることで有名です。その昔、コレラが流行った際、丸薬と張り子のトラを一緒に配布したところ、疫病が落...

残された自分のためだけの時間

私は三十代の半ばを越えて、人生の残り時間について、思いを馳せるようになりました。私は恥ずかしながら、あまりたくさんは読書せず、映画も知らず、音楽も聴かず過ごしてきました。もちろん、好きなジャンルについては何度も読んだり、見たり、聴いたりしてきました。しかし、その範囲は狭く、...

貯金とミニマリズム

貯金についての本とミニマリズムに関する本を読んだのですが、二つには夢を現実にする手段として繫がる点があります。例えば、貯金の本には、出費、浪費、投資を意識してお金を使う大切さが書かれていました。そして、浪費を減らし、投資を増やすことで、お金は貯まることに気付きました。私の場...

家を整える

私は我慢していた買い物をついに決行しました。まず、傷がつき、焦げついて使い物にならなくなっていたフライパンを、安価な耐久性のあるものに買いかえました。これで料理がしやすくなりました。焦がしてしまうことを気にせず、料理に励めるようになり、ストレスが減りました。...

詩の世界へ

絵画は詩に近い、という意味の言葉を大学時代の恩師から聞いたことがあります。しかしながら、私にとって絵画は親しみやすいものですが、詩はなかなか理解することが難しいものです。理解しよう、という意気込みが既に良くないのかもしれません。絵画を見る時、私はその世界に身を委ねます。そう...

料理本とめんつゆ

実家を出る時に、母親は数えきれないほどのたくさんの料理本を私に持たせました。私が料理下手だと知っていたからです。実際、それらの本の全てではありませんが、一部は役に立ちました。一部とは、単純な包丁さばきでよく、味付けの調味料が少なく、短時間でできるものを指します。しかし、母親...

ミニマリストは遠い道のり

ミニマリストの方の生活を知るにつれ、私には無理だろうと思うようになり、しょんぼりしてしまいます。綺麗に片付いている上に、物が少なく、余裕を感じるお家や、すっきりしたバッグの中身を見ると、憧れるのですが、なかなかそこまで思いきれません。徹底して、ものを持たないそのスタイルは素...

ブローチ

ファッション指南をされているユーチューバーの女性が、ネックレスを推奨していました。短いものではなく、少し長め、胸の上のあたりまである長さが良いそうです。Ⅴ字ラインを作り、胸元をのっぺり見せない効果があるとのことでした。おすすめはコインネックレスだそうです。しかし、私の手持ち...

香水の選択

少々重たく、甘い香りが独特のアナスイオーデトワレを私は愛用していたのですが、残り少なくなってきました。日に日に少なくなる香水瓶を見ては、私は次に何を買おうか迷っていました。以前は明るく、爽やかなエリザベスアーデンのグリーンティーを使用していました。けれども、自分の中ですっき...

お肌の声を聞く

私は肌が弱く、年中、手荒れをかかえています。特に冬は乾燥が酷く、手に加え、唇、ひじ、かかと、膝は、かさつきやすいです。皮膚科の薬やハンドクリームやボディミルクが欠かせません。ところが、顔は年中同じケアです。ふと、これではいけないのではと、自分のスキンケアを見直してみることに...

アラビアのムーミンマグシリーズ

我が家にスナフキンのマグがやってきました。アラビアのムーミンマグシリーズの一つです。全体の配色はスナフキンのイメージカラーである緑です。スナフキンの様子を見てみると、お決まりのとんがり帽子には花がさしてあり、微笑んだ口元には黒いパイプ煙草をたたえています。腰に両手を当て、細...

白いコーデュロイのパンツ

私には大好きなカフェがいくつかあるのですが、そのうちの一つに、女性が一人で月に数回だけ開けているお店があります。お菓子はどれも心のこもった丁寧さを感じる美味しさの上、見た目も華やかで、頂く度にうっとりしてしまいます。 店内の空間の雰囲気もとても素晴らしいのです。それぞれの席...

気に入らない家具をリメイクする

私が落ち着かない気分になる場所が、我が家にはいくつかあります。そこは整理整頓されていなかったり、配色が気に入らなかったり、家具がいまひとつしっくりきていない所です。最も私が不快に感じるのはクローゼット部屋兼書庫である納戸と化した一室で、これは手を付けるとなると、一大事業にな...

ムーミンマグとシナモンロール

コンビニエンスストアで限定販売されていた、ムーミンのマグを二種類手に入れました。共にゼリーのおまけなのですが、私からしてみれば、ゼリーの方がおまけです。一つにはムーミンとミィが、もう一つにはスナフキンとニョロニョロが、不思議な植物と一緒に描かれています。スープマグとして使え...

スターチス

私は週に一回はお花屋さんへでかけるのですが、仕入れによって、出会う花が毎回違うのが楽しみとなっています。もちろん、定番の薔薇やカーネーションは常にあるのですが、知らない花を初めて見ることも多々あります。好奇心のおもむくまま、知らない花を買うこともしばしばです。...

お洒落の洗礼

大量の服を次から次へ投げ入れたゴミ袋は、今にもはちきれんばかりに膨らみました。中には気に入っていたワンピースばかりが、二十着以上も入っていました。私は涙をのんで、それらをゴミ捨て場へ置いてきました。 それらの服はどれもコットン素材で、体形をカバーするふんわりとしたサイズ感の...

北欧雑貨のお店

私は去年ムーミン展に行ってからというもの、新米北欧好きとなりました。もともと興味はあったのですが、ムーミンの原画の緻密なタッチや作者であるトーベ・ヤンソンの人柄を知り、すっかりムーミンの世界に魅了されたのです。ムーミンから派生して、リサ・ラーソンのキャラクターや、アラビアや...

ティラミス

少し前の話になりますが、雑貨コーナーで、私のガラス雑貨を販売していただいているギャラリーにて、ティラミスを頂戴しました。このギャラリーはカフェ営業もしているのですが、特にこの日は、パティシエの方が力を入れて、腕を振るう一日だったのです。しかも、展示内容もスイーツをテーマにし...

アロマキャンドルとアロマデュフューザー

私には収集癖がるようで、過去から振り返ると、イヤリングに始まり、ブローチへと続き、とうとうキャンドルを集め始めようとしています。なかでもアロマキャンドルに私の気持ちは昂ります。どうせなら、良い香りがした方がいい気がするからです。とはいえ、アロマキャンドルの香りが強いものとは...

秋に咲く朝顔

暦の上では秋ですが、懸命に咲く朝顔を毎朝見かけます。涼しさでいくらかしぼんでしまっていますが、ちゃんと花を開いているのです。時には冷たい雨に降られながら、必死に蔦に絡まっています。命が尽きるまで精いっぱい生きようという、小さい生き物の大いなる気迫を感じます。...

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